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IP54・IP55・IP67・IP68の違いは?防水防塵のIP規格早見表

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結論

IP規格の表記は**「IP+防塵等級+防水等級」の順に並んでいます。 たとえばIP67**なら、防塵が最高等級の6、防水が7(水深1mに30分沈めても影響がない)という意味です。

そして最も誤解されやすいのが、数字が大きいほうが必ずしも上位互換ではないという点。IPX7(水没対応)の製品が、IPX5(噴流水)に耐えられるとは限りません。

IP規格とは

IPは Ingress Protection の略で、機器内部への異物・水の侵入に対する保護等級を示す国際規格です(IEC 60529、日本ではJIS C 0920に相当)。

表記の構造はこうです。

IP  5  4
    │  └── 防水等級(0〜8)
    └───── 防塵等級(0〜6)

防塵等級(1つ目の数字)

等級 保護内容
0 保護なし
1〜3 直径50mm・12.5mm・2.5mm以上の固形物の侵入を防ぐ
4 直径1.0mm以上の固形物の侵入を防ぐ
5 防塵形。粉塵の侵入を完全には防げないが、動作に支障のない程度に保護する
6 耐塵形。粉塵の侵入が完全にない

日常的なガジェットで見かけるのは5と6です。5と6の差は「粉塵がわずかに入る可能性があるか、まったく入らないか」で、通常の屋内外利用ではどちらでも実用上の問題は起きにくい水準です。

防水等級(2つ目の数字)

等級 保護内容 想定される状況
0 保護なし
1〜3 落下する水滴・散水への保護 弱い雨
4 あらゆる方向からの飛沫への保護 生活防水、汗
5 あらゆる方向からの噴流水への保護 強い雨、シャワー程度
6 あらゆる方向からの強い噴流水への保護 波、強い水流
7 水深1mに30分間沈めても影響がない 一時的な水没
8 メーカー規定の条件下での継続的な水没に耐える 水中での使用(条件はメーカー次第)

等級8の条件はメーカーが定めるという点に注意してください。IP68同士でも、実際に保証される水深と時間は製品によって異なります。

最重要:上位等級は下位等級を含まない

ここが最も見落とされるポイントです。

水没試験(等級7・8)は静かな水中に沈める試験、噴流水試験(等級5・6)は水流を当てる試験で、評価している内容が異なります。 そのため、IPX7の製品が噴流水に耐えられる保証はありません。

両方に対応している製品は、「IPX5/IPX7」のように併記されます。シャワーでも使いたい、かつ水没にも備えたいという場合は、この併記があるかを確認してください。

Xの意味

「IPX7」のようにXが入っている表記は、その項目の試験を実施していない、または表示していないという意味です。 IPX7は「防塵性能がゼロ」ではなく「防塵試験をしていない」ということなので、混同しないようにしてください。

用途別の目安

用途 目安 理由
屋内でのみ使うイヤホン IP54程度 汗や飛沫を想定すれば十分
ランニング・ジム IP55以上 汗と小雨に対応。汗は塩分を含むため保護が必要
屋外作業・アウトドア IP65以上 完全防塵と噴流水対応
財布やバッグに入れるタグ IP67以上 洗濯や水濡れ事故に備える
水泳での使用 IP68かつメーカーが明示 等級だけでなく条件の明記を確認する

実際の製品で確認する

Shokz OpenMove 骨伝導イヤホン

Shokz OpenMove 骨伝導イヤホン

Shokz OpenRun Pro 2 骨伝導イヤホン

Shokz OpenRun Pro 2 骨伝導イヤホン

EDIFIER EvoBuds Pro

EDIFIER EvoBuds Pro

価格11,880円27,880円10,980円
評価★ 4.3★ 4.3-
おすすめポイント
  • 骨伝導イヤホンとして価格が手頃
  • 重さ29gと軽量で長時間の装着でも疲れにくい
  • IP55防水防塵で汗や雨を気にせず使える
  • DualPitch技術で骨伝導イヤホンながら厚みのある音質
  • 人間工学に基づいたイヤーフックでランニング中もずれにくい
  • IP55防水防塵・USB-C急速充電で屋外運動向き
  • 6マイク+AIノイズリダクションで会議・通話がクリア
  • 2万円以下でハイブリッドANC・36時間再生・IP54を実現
  • 装着検出機能や急速充電など日常使いの機能も充実
購入先

Shokz OpenMoveとOpenRun Pro 2はいずれもIP55防水防塵で、運動中の汗や小雨を想定した等級です。 EDIFIER EvoBuds ProはIP54で、日常使いの飛沫レベルに対応します。

どちらも水没は想定されていません。洗濯機に入れてしまった、洗面器に落としたといった場合は、等級にかかわらず故障のリスクがあります。

運動用の選び方はランニング・ジム用イヤホンおすすめで詳しく解説しています。

紛失防止タグでは、より高い等級の製品が多く見られます。

Dyoac エアタグ カード型 紛失防止タグ(超薄1.6mm・ワイヤレス充電式)

Dyoac エアタグ カード型 紛失防止タグ(超薄1.6mm・ワイヤレス充電式)

SwitchBot スマートトラッカー カード(Apple「探す」+ロックのカードキー対応)

SwitchBot スマートトラッカー カード(Apple「探す」+ロックのカードキー対応)

VOCOlinc エアタグ 紛失防止タグ 4個セット(CR2032電池交換式)

VOCOlinc エアタグ 紛失防止タグ 4個セット(CR2032電池交換式)

価格2,999円3,480円4,999円
評価★ 4.6★ 3.8★ 4.1
おすすめポイント
  • 厚さ1.6mmの超薄型でカード感覚で財布に収納できる
  • ワイヤレス充電式で電池交換の手間がない(1時間の充電で3〜4か月使用可)
  • IP68防水・MFi認証取得済みでApple「探す」に安定接続
  • Apple「探す」だけでなくSwitchBotアプリでAndroidからも探せる
  • SwitchBotロック製品のカードキーとしても使える1枚4役
  • IP67防水・3年に1度の電池交換で長寿命
  • CR2032電池交換式で最大1年のスタンバイ、電池切れ後も交換だけで使い続けられる
  • 4個セットで鍵・バッグ・自転車など複数アイテムに配布しやすい
  • IP65防水・MIC技適認証取得済み
購入先

財布やバッグに入れて持ち歩くタグは、うっかり洗濯してしまう可能性があるため、IP67やIP68といった水没対応の等級が採用されています。製品ごとの比較は紛失防止タグ・スマートトラッカーおすすめ5選比較をご覧ください。

買う前に確認しておきたいこと

  • IP等級は新品時の性能です。落下による筐体の歪みやパッキンの経年劣化で低下します
  • 多くのメーカーで、水濡れによる故障は保証対象外です。等級は「壊れない保証」ではなく「試験に合格した条件」と理解してください
  • 海水や汗は真水より腐食性が高く、IP試験は真水で行われます。海辺や運動後は真水で拭き取るのが安全です
  • 充電端子が濡れた状態での充電は、等級にかかわらず避けてください

まとめ

IP規格は「IP+防塵(0〜6)+防水(0〜8)」というシンプルな構造ですが、上位が下位を含まないという点だけは必ず押さえてください。

運動用ならIP55以上、持ち歩くタグならIP67以上を目安に。そして等級は新品時の試験結果であり、永続的な保証ではないことも忘れずに選びましょう。

よくある質問

IP規格の2つの数字はそれぞれ何を表していますか?
1つ目の数字が防塵性能で0から6の7段階、2つ目の数字が防水性能で0から8の9段階です。たとえばIP67なら、防塵が最高等級の6、防水が7の水没対応となります。
IP67とIP68の違いは何ですか?
どちらも防塵は最高等級ですが、防水等級が異なります。IP67は水深1メートルに30分間沈めても影響がないレベル、IP68はメーカーが定めるそれ以上の条件下での継続的な水没に耐えるレベルです。
IPX7ならIPX5の噴流水にも耐えられますか?
必ずしも耐えられません。水没試験と噴流水試験は条件が異なるため、上位等級が下位等級を自動的に含むわけではないのです。両方に対応する製品はIPX5/IPX7のように併記されます。
IP規格のXは何を意味しますか?
その項目について試験を実施していない、または表示していないという意味です。IPX7であれば防塵試験を行っていないことを示し、防塵性能がゼロという意味ではありません。
運動用のイヤホンはどの等級を選べばよいですか?
汗や小雨を想定するならIP55以上が目安です。IP55はあらゆる方向からの噴流水に耐えるレベルで、運動時の汗には十分対応できます。ただし水没は保証されないため、水泳での使用には向きません。